床の間張り替え
お寺様から床の間の張り替えのご依頼を頂いて、納品してきました。
事前に細かく床の間のサイズを採寸してから、作製に取り掛かっていきます。
熊本県産の最上級畳表、ヘリ紋は中紋を使用。
今回は4代目の私に任せてもらったので、縫い針を持つ手にも俄然力が入ります!

写真が分かりにくいですが、
寸法に合わせて畳表を裁ったのち、
ヘリを裏にして縫い付けていきます。
紋が完成時にきっちり出るよう、慎重に計算しながら進めます。

裏に返して、ヘリと畳表を返し縫い(止め縫い)していきます。
もちろん全て、1針1針手縫いで仕上げます。

完成後の様子です。
見事!(内心は無事に…)に端からきっちり紋が見えるようになっています。目乗りもバッチリです。
もっと細かい「こだわり」をお伝えすると、
ヘリ紋の出具合いは、手前と奥で数ミリ単位で変えています。
手前は外側の紋を多く出し気味、
奥は内側の紋を多く出し気味にすることで、床の間を見た時に、美しく紋が見えるようになるのです。

ありがとうございました!
また、ご依頼がございましたらお見積いたしますので、
お気軽にお問合せください。
東京都北区赤羽
鈴木畳店